校舎損壊で「夏休み」前倒し 嘉麻・熊ケ畑小 裏山崩れ土砂流入

裏山が崩れ、流れ込んだ土砂で内部が壊れた熊ケ畑小の校舎=12日午前11時20分ごろ、福岡県嘉麻市
裏山が崩れ、流れ込んだ土砂で内部が壊れた熊ケ畑小の校舎=12日午前11時20分ごろ、福岡県嘉麻市
写真を見る

 西日本豪雨の影響で、福岡県嘉麻市の熊ケ畑小(柴田英生校長、20人)に土砂が流入、校舎が一部損壊していたことが分かった。同小は21日からの予定を早め、11日に夏休みに入った。県教育委員会によると、豪雨被害で夏休みを早めた学校は県内では熊ケ畑小のみ。復旧のめどは立っておらず、2学期は市内の別の小学校の空き教室で授業を行うという。

 同小や嘉麻市教委によると、6日の豪雨で裏山が崩れ、校舎1階のトイレに土砂が流れ込んだほか、1、2年生の複式学級の壁が壊れた。校長が7日に被害を確認。全校児童の安全は確認できたが授業ができる状況ではなく、9、10日は臨時休校とし、終業式は行わず11日から夏休みとした。

 市教委は11日夕、学校関係者と会議を開き「校舎の復旧が見通せず、児童の安全を確保できない」として、2学期からは約3・3キロ離れた上山田小の空き教室で、熊ケ畑小として授業をすることを決めた。始業式は8月20日の予定。柴田校長は「子どもたちの学校生活が心配なので、できるだけ早く復旧してほしい。学校としては子どもたちのため、できることを探っていきたい」と話した。

 市によると12日現在、市内の家屋被害は全壊1件、床上浸水24件、床下浸水22件。

=2018/07/12付 西日本新聞夕刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]