「避難生活を健康に」 長崎県が支援隊 国導入の「DHEAT」 倉敷に初派遣

被災地への派遣を前に決意を語るDHEATのメンバー=11日、長崎県諫早市
被災地への派遣を前に決意を語るDHEATのメンバー=11日、長崎県諫早市
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 猛暑も重なり避難生活を送る被災者らの健康管理が懸念される中、長崎県が派遣した「災害時健康危機管理支援チーム」(DHEAT)が12日、岡山県倉敷市で活動を開始した。東日本大震災を契機に国が導入したDHEATが西日本豪雨の被災地に派遣されるのは初めて。第1陣は18日までの予定で、長崎県は順次、後続メンバーを送り込む。

 DHEATは医師や保健師などで構成。都道府県などが研修や訓練でメンバーを養成し、被災地からの求めに応じてチームを招集する。各地の保健所などに派遣され、全国から集まる医師や保健師の配置や業務調整を含め、公衆衛生業務をサポート。感染症予防や健康管理指導など、住民のニーズに応じたスムーズな運営を目指す。

 東日本大震災後に検討が始まり、熊本地震で先行的に派遣。今年3月に厚生労働省が都道府県にチーム発足に努めるよう通知していた。長崎県はこれに先立ち、行政機関所属の医療関係者を対象に研修や訓練を重ね、92人を登録している。第1陣のリーダーを務める医師の宗陽子さん(47)は「被害に遭った人に寄り添いながら少しでも役に立てれば」と話した。

=2018/07/12付 西日本新聞夕刊=

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