飯塚の医療機関に1億円 九大に5億円寄付の中本さん

総合せき損センターに1億円を寄付し、感謝状を贈られた中本博雄さん=17日午後、福岡県飯塚市
総合せき損センターに1億円を寄付し、感謝状を贈られた中本博雄さん=17日午後、福岡県飯塚市
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 福岡市城南区の元会社会長中本博雄さん(80)が、福岡県飯塚市の専門医療機関「総合せき損センター」に1億円を寄付し、17日に感謝状を贈られた。中本さんは5月、九州大に5億1600万円を寄付している。

 中本さんは終戦後、旧満州(中国東北部)から帰国。家庭の事情で大学進学を断念し、父の営む商店で働きながら、コピー機関連の特許を米国と日本で取得した。1987年には福岡市で製図や印刷の会社を創業した。

 妻稔恵さん(74)が10年ほど前、腰椎の病気にかかった際、インターネットで同センターを見つけ、2015年3月に入院。手術、退院を経て現在も通院しているが、痛みが和らいだことから「お礼と医療の充実のため寄付を決めた」と中本さん。「お金は残しても仕方がない。役立ててほしい」と話した。

 前田健院長代理は「今の患者と将来の患者のために何ができるかを考え、使わせていただく」と述べた。

=2018/08/18付 西日本新聞朝刊=

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