台風25号、強風被害相次ぐ 福岡県苅田町の男性死亡

ビル(左端)の屋上から鉄塔が落下し、屋根が一部損壊した駐車場=6日正午すぎ、福岡県飯塚市(写真の一部を加工しています)
ビル(左端)の屋上から鉄塔が落下し、屋根が一部損壊した駐車場=6日正午すぎ、福岡県飯塚市(写真の一部を加工しています)
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高波が打ち寄せ、一時通行止めになった国道499号の黒浜トンネル付近=6日午前7時37分、長崎市黒浜町
高波が打ち寄せ、一時通行止めになった国道499号の黒浜トンネル付近=6日午前7時37分、長崎市黒浜町
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電光掲示板の運行予定も空欄になり、閑散とした西鉄福岡天神駅=6日午前、福岡市・天神
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 台風25号は3連休初日の6日、九州北部に最接近した。各地で記録的風速を観測し、福岡県苅田町で祭りの準備をしていた男性1人が死亡したほか、福岡、佐賀、長崎、大分の4県で少なくとも14人が重軽傷を負った。JR九州の在来線と西日本鉄道(福岡市)は計約600本が運休、計約12万人に影響した。

 福岡県苅田町では、7日に開かれる「苅田山笠」(県指定無形民俗文化財)の大祭の準備をしていた高橋博士さん(68)が、風で折れた山車の柱などに挟まれて死亡した。県内では40~80代の女性3人が転倒し、右足首を骨折するなどの重傷を負った。佐賀市三瀬村の国道263号ではトラックが強風で横転し、運転手の20代女性=福岡県久留米市=が軽傷を負った。

 同県飯塚市では3階建てのビルの屋上から高さ約10メートルの鉄塔が落下し、隣接する駐車場の屋根が一部損壊。福岡市東区では強風で電柱が折れた。また、九州各地で停電が起きた。

 宮崎県西都市銀鏡(しろみ)では5日未明、神職浜砂則康さん(51)が行方不明になった。西都署によると、川沿いの道路に雨の影響とみられる崩落があり、車ごと流された可能性があるという。

 交通機関は運休や欠航が相次いだ。西鉄は利用者の安全を図るため、早い段階で全線運休を周知する「予告運休」を実施。午前6時の全線運休決定後すぐにホームページなどで周知した。午前7時40分から貝塚線、同9時から天神大牟田線で計290本を運休、午後3時に運転を再開した。

 JR九州の在来線は宮崎、鹿児島を除く5県で計306本が運休。JR西日本の山陽新幹線は広島-博多間で20本が運転を取りやめた。空の便では午後8時半現在、福岡空港を発着する国内線70便、国際線18便が欠航した。

=2018/10/07付 西日本新聞朝刊=

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