法の“足元”の隙突く犯行? 法律事務所狙い窃盗容疑 福岡県警、中国籍の男逮捕

 福岡県警は11日、弁護士事務所に侵入し現金を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の疑いで、中国籍の会社役員盧兵(ろへい)容疑者(51)=兵庫県尼崎市=を再逮捕した。福岡県内では司法書士や弁護士などの法務系事務所が被害に遭う同様の窃盗事件が10年間で約60件発生しており、関連を調べる。

 再逮捕容疑は昨年8月、広島市の雑居ビル2階の弁護士事務所に窓ガラスを割って侵入、金庫の現金約383万円を盗んだ疑い。容疑を否認しているという。

 県警によると、2009年から福岡や広島、愛知県などで法務系の事務所荒らしが多発。福岡県内では福岡市中央区や北九州市小倉北区の事務所が多い地区に集中し、約60件で計約500万円の被害が出た。

 狙われたのは、法務系事務所が多く入居する雑居ビルの2階以上。防犯カメラが1階にしかないビルが大半といい、県警幹部は「2階以上は死角になる。法の“足元”の隙を突いた犯行だ」と分析する。

 盧容疑者は今年5月、福岡市中央区で複数の司法書士事務所が入るビルに侵入、二つの事務所から現金計約58万円を盗んだとして、窃盗などの罪で起訴されている。

=2018/10/12付 西日本新聞朝刊=

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