天神の長浜公園、再びにぎわいを 住民がイベント、改修検討 治安悪化教訓に安心確保重視

長浜公園で再生に向けた構想を説明する「親不孝通りエリアまちづくり協議会」の重孝義会長
長浜公園で再生に向けた構想を説明する「親不孝通りエリアまちづくり協議会」の重孝義会長
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深夜まで若者がたむろして騒ぐなど治安が悪化していた長浜公園=1996年
深夜まで若者がたむろして騒ぐなど治安が悪化していた長浜公園=1996年
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 かつて夜通し若者が騒ぐなどして治安が悪化し、寂れていた福岡市・天神地区にある長浜公園(中央区舞鶴)を、地域のにぎわい拠点として再生させる取り組みが進んでいる。20日からは毎月1回、住民たちがランチを食べながら交流の輪を広げるイベント「パークピクニック」を開催。多くの人が憩える公園にする改修工事に向けた話し合いも始まっている。住民は「訪れる人も、住民も一緒になって楽しめる公園にしたい」と話している。

 パークピクニックは、住民や商店主でつくる「親不孝通りエリアまちづくり協議会」が企画。20日は絵本作家と近くの保育園児が一緒に絵を描き、地元で活動するミュージシャンによる演奏もある。パラソルや椅子、ハンモックも準備し、自由に参加できる。2回目からは、毎月第3日曜に開くという。

 長浜公園は親不孝通りに面し、面積約4500平方メートル。遊具や植え込み、グラウンドがある。1980~90年代のバブル期には近くに大型のディスコもあり、深夜に若者が騒いだり、ごみを放置したりするなどして治安が悪化。市は97年、花壇や植栽を増やしてたむろしにくいように改修した。若者は集まらなくなったが、公園や親不孝通りのにぎわいも失われていった。

 周辺では2014年に小中連携校「舞鶴小中学校」が開校、今年4月には保育園が開設され、住民が増えている。協議会の副会長で、公園に隣接する天神3丁目町内会の吉永拓哉会長(41)は「にぎわいを取り戻しながら安全安心も確保できるよう話し合いを続け、パークピクニックが生まれた」と話す。協議会の会合では、公園改修に向けて「全面芝生にしたい」「カフェを設置してほしい」「自由に絵が描ける壁を造ってはどうか」などのアイデアが相次いでいるという。

 住民らは昨年2月、風紀の乱れを招いているとの批判から改名していた「親不孝通り」の愛称を復活させた。協議会の重孝義会長(64)は「小さな子どもや高齢者にも優しい公園に育てていきたい」と話している。

=2018/10/12付 西日本新聞夕刊=

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