日本一の大水車復活 台風で損壊機に大改修 大分・佐伯市 羽根板、外周部材新調

修理完了後の試運転で水しぶきをほとばしらせながらスムーズに回る大水車(撮影・吉良けんこう)
修理完了後の試運転で水しぶきをほとばしらせながらスムーズに回る大水車(撮影・吉良けんこう)
写真を見る
大水車のそばを流れる番匠川は九州有数の清流として知られ、多量の雨が降った後は独特の水色を見せる(撮影・吉良けんこう)
大水車のそばを流れる番匠川は九州有数の清流として知られ、多量の雨が降った後は独特の水色を見せる(撮影・吉良けんこう)
写真を見る
「水車茶屋なのはな」では地元産ソバにシイタケだしがきいた各種そば定食(820円)が味わえる(撮影・吉良けんこう)
「水車茶屋なのはな」では地元産ソバにシイタケだしがきいた各種そば定食(820円)が味わえる(撮影・吉良けんこう)
写真を見る
写真を見る

 木製水車では国内最大を誇る大分県佐伯市本匠小半(おながら)の大水車が、完成以来25年ぶりの大修理を終えた。秋の行楽シーズンを前に27日、直径約18メートルの大車輪が約1年ぶりに回り始める。

 大水車は昨年9月の台風18号で、近くの番匠川が増水し下部が6分の1ほど水没。流木が引っかかったり激流の水圧で逆回転したりして、128枚ある羽根板が一部脱落するなど大きく損傷した。水車は有力な観光スポットであるため、被災を機に大改修した。

 修理は、25年前の建設にも携わった福岡県久留米市の水車大工棟梁(とうりょう)、野瀬秀拓(ひでひろ)さん(67)と次男翔平さん(34)親子が担当。羽根板のほかにも、外周の部材64枚も全て新調した。木材は野瀬さんが自ら見立てた同県八女地方の水に強いスギ材を使用。工費は1200万円で、今年1月に着工し9月末に完了した。

 JR佐伯駅から約18キロ、クルマで約30分。大水車の近くには約70台分の駐車場や、サイクリング客のための自転車ラックも完備されている。27日は午前11時から、現地で完成イベントがある。併設の「水車茶屋なのはな」=0972(56)5566=では、地元産のそばやアユ料理などを味わえる。同日から250食限定で、「ざるそば」と「源流そば」の2つの単品メニューが半額以下の250円で提供される。

=2018/10/18付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]