新聞で知った「タカばあちゃん」に…ソフトバンク和田選手が驚きの行動

福岡県久留米市内の介護付き施設に入居する中村ケイ子さん(右)を訪ねたプロ野球ソフトバンクの和田毅選手。去り際に「行かんで」と袖をつかまれ照れ笑い
福岡県久留米市内の介護付き施設に入居する中村ケイ子さん(右)を訪ねたプロ野球ソフトバンクの和田毅選手。去り際に「行かんで」と袖をつかまれ照れ笑い
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福岡県久留米市内の介護付き施設に入居する中村ケイ子さん(右)を訪ね、手の大きさを比べるプロ野球ソフトバンクの和田毅選手
福岡県久留米市内の介護付き施設に入居する中村ケイ子さん(右)を訪ね、手の大きさを比べるプロ野球ソフトバンクの和田毅選手
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 「夢じゃないんですよね」-。「タカばあちゃん」は大好きな福岡ソフトバンクホークスの和田毅選手を前に、何度も自分の頬をつまんでみせた。本紙の電話投稿コーナー「テレプラ」の常連で、ホークスファンの中村ケイ子さん(91)。12日、入居する福岡県久留米市の介護付き施設で和田選手と「夢の対面」を果たした。

 きっかけは、中村さんを取り上げた本紙の記事「タカばあちゃんV後押し」(11月4日朝刊)。球場で「近くまで来たのに声を掛けられなかった」というエピソードが和田選手の目に留まった。「おばあちゃんに会いたい。声を掛けられないなら、自分から行こうと思った」。和田選手からの連絡で対面が実現した。

 ジャケットにジーパン姿の和田選手が自室に現れた途端、息をのんだ中村さん。「こんなことあるんだ。夢みたい。ぽーっとする」。訪問を知らされてからの1週間ほどは「会えるその瞬間まで慎重に、喜びすぎないように」と心掛けていたという。

 目が合うたび顔がほころぶ。緊張からか、言葉に詰まる中村さんに「いつから応援してくれてたんですか」と和田選手。中村さんは、ホークス入団時から応援していて、大リーグでの試合もテレビで欠かさずチェックしていたことを懸命に伝えた。大きさ比べをしようと和田選手が手を差し出すと「まあ、大きかねえ。だから、良いボールを投げるのね」。恥じらいながら自分の手を合わせた。

 帰り際には、事前に調べた和田選手の好物という芋焼酎を手渡した。今シーズンは左肩の違和感で、ヤフオクドームのマウンドに立てなかった和田選手が「来シーズン、僕が投げるときにぜひ来てください」と復帰を誓うと、中村さんも「私もしっかり応援します。行きます」と約束。「本当に優しい方。これから毎日、今日のことを思い出します」と頬を染めていた。

=2018/11/13付 西日本新聞朝刊=

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