福岡都市圏ひったくり続発 今月16件、手口複数

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 福岡都市圏で今月に入り、徒歩で帰宅中の女性を主に狙ったひったくり事件が続発している。福岡県警によると、10日から20日夜までに未遂や類似事件も含めて16件発生した。8件続いた日もあった。自転車やミニバイクなど手口は数パターンある。県警は「飲み会が増えて帰りが遅くなる年末は被害も増える傾向だ。防止策を徹底してほしい」と呼び掛ける。

 ひったくりが始まったのは11月10日。福岡市早良区小田部4丁目で、女性が背後から近づいてきた自転車の男にバッグをひったくられたのを皮切りに、深夜にかけて南区や中央区などで未遂も含め8件相次いだ。

 18日夜には早良区や西区で、ミニバイクの男に女性がバッグをひったくられる事件が30分間に3件発生。未明にも博多区と太宰府市でミニバイク2人組によるひったくりが2件起きた。20日夕方から夜にかけて、中央区で男性が道路に置いたバッグを盗まれ、城南区でも男性がバッグをひったくられた。いずれもミニバイクの2人組だった。

 県警によると、犯人は(1)自転車の男(2)ミニバイク単独犯(3)ミニバイク2人組-と少なくとも3パターンいるとみられる。

 福岡都市圏では昨年12~今年4月、ひったくり事件が計51件起きた。県警は3グループの男4人を逮捕し、うち2人は窃盗や強盗致傷罪で懲役3年10月と懲役5年6月の実刑判決を受けた。県警幹部は「軽い気持ちでやっても重い刑が科せられる犯罪に変わりはない。被害者を転倒させ大けがをさせる危険性もある」と語気を強める。

 県警は、10日と18日の連続発生は同一犯の可能性があるとみて防犯カメラの解析を進めると同時に、各警察署の巡回を強化している。

=2018/11/21付 西日本新聞朝刊=

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