兼業し架空の介護報酬 福岡県職員、懲戒免職へ

 福岡県の企業局に再任用された60代の男性職員が、実際は県庁内で仕事をしていたのに、訪問介護員(ホームヘルパー)として介護サービスに従事したと虚偽の記録を作成し、報酬を得ていたことなどが県や福岡市の調査で分かった。県は4日にも懲戒免職処分とする方針。

 県などによると、男性職員は地方公務員法の兼業禁止規定に違反し、福岡市内の事業所のホームヘルパーとしても働き、近所に住む母親の介護を2014年2月から今年3月まで行い、月額約16万円の報酬を得ていた。ホームヘルパーの資格は有していたという。

 この間の介護サービス提供記録には、県庁内で仕事をしていたにもかかわらず、介護に従事した時間として記載していた悪質なケースもあった。

 県は先月末、この男性職員が約15年間にわたり扶養手当計142万円を不適切受給していたことを明らかにし、返還を求めている。

 同県では昨年8月以降、県職員による不祥事が相次いでおり、同月以降の懲戒処分は8件に上る。

=2018/12/04付 西日本新聞朝刊=

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