長崎の茶、日本一に 東彼杵町「あさつゆ」、消費者投票で

受賞報告に訪れた東彼杵町役場で「あさつゆ」を入れる松尾政敏さん
受賞報告に訪れた東彼杵町役場で「あさつゆ」を入れる松尾政敏さん
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メダルを手に受賞を喜ぶ原田製茶の原田賢一さん(中央)ら
メダルを手に受賞を喜ぶ原田製茶の原田賢一さん(中央)ら
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 消費者が最高のお茶を決める「日本茶アワード2018」(日本茶インストラクター協会など主催)で、長崎県東彼杵町の製茶会社茶友の蒸し製玉緑茶(たまりょくちゃ)「あさつゆ」が日本茶大賞を受賞した。茶友はアワード初回の14年に続く2度目の大賞受賞。また、準大賞には同県波佐見町、原田製茶の蒸し製玉緑茶「心茶(こころちゃ) 鬼木みどり」が選ばれ、長崎県産茶の品質の高さをあらためて全国に知らしめた。

 国内の産地から応募があった393点から、茶の生産者や専門家らによる1次、2次審査で煎茶や玉露など10部門のプラチナ賞19点を選出。最終審査は11月30日と12月1日に東京、福岡など10カ所であり、プラチナ賞の茶を味わった消費者の投票で大賞を決めた。

 「あさつゆ」は、茶友が東彼杵町で栽培した天然玉露とも呼ばれる品種「アサツユ」をブレンドした高級茶で、濃厚な甘みとうま味が特長だ。渡辺悟町長への受賞報告のため、町役場を訪れた社長の松尾政敏さん(49)が波佐見焼の茶器で「あさつゆ」を入れると、馥郁(ふくいく)たる香りが応接室を満たした。

 松尾さんは「今回が集大成。これからは製茶の技術や文化を後世に伝えていく活動にも力を入れたい」と話した。昨年も東彼杵町の別の蒸し製玉緑茶が大賞に選ばれており、2年続けての快挙となった。

 準大賞の「心茶 鬼木みどり」は、棚田が広がる波佐見町鬼木郷の茶畑で栽培した「さえみどり」の若芽を摘み取った茶。山間地で水はけがよく、寒暖差の大きい環境が豊かな香りとまろやかな味わいを育んだ。原田製茶は16年から入賞を続け、今年は大賞と5票差で準大賞を獲得した。

 一瀬政太町長に受賞を伝えた社長の原田賢一さん(50)は「形や色より、おいしい味を重視したことが良かった」と笑顔。「長崎県の茶の生産量は少ないが、品質が高いことを知ってもらいたい」と強調した。

=2018/12/25付 西日本新聞夕刊=

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