カネミ被害者13団体、全国連携 3者協議前進へ連絡会発足

「カネミ油症被害者連絡会」の結成を報告する油症患者たち=19日午後2時、福岡市
「カネミ油症被害者連絡会」の結成を報告する油症患者たち=19日午後2時、福岡市
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 1968年に西日本一帯で発覚した国内最大の食品公害「カネミ油症」の患者や被害者でつくる13団体の代表者らは19日、「カネミ油症被害者連絡会」を結成したと発表した。患者認定基準の見直しや医療保障の拡充を目指し、原因企業カネミ倉庫と国との3者協議で統一的な要望や見解を打ち出す。全国的な統一組織の結成は初めてという。

 これまでの3者協議では、患者の多い福岡、長崎両県に加え、関西、関東などから13団体が出席していた。連絡会は今後、3者協議前に総会を開き、患者や被害者の総意として要望や見解を伝える。6月までに協議の窓口となる世話人会を立ち上げ、代表を決める。

 結成を呼び掛けた「カネミ油症被害者福岡地区の会」の三苫哲也事務局長(49)は「発覚から半世紀を経て患者の高齢化が進んでいる。各団体の横のつながりを強め、協議を前進させたい」と話した。

 この日は福岡市で3者協議があり、医療保障拡充について、カネミ倉庫は「経営状況が厳しく困難」と拒否。国は認定基準の緩和について「科学的知見がなければ難しい」とした。

=2019/01/20付 西日本新聞朝刊=

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