「おっぱい展」NY進出 田川発 乳がん啓発作品展 クリハラさん3月15日から「ピンクリボン発祥地で交流」

田川市の「おっぱい展」で展示された、乳房を表現した遊具=2018年10月1日
田川市の「おっぱい展」で展示された、乳房を表現した遊具=2018年10月1日
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会員制交流サイト(SNS)で募ったブラジャーを使った作品と、クリハラナミさん
会員制交流サイト(SNS)で募ったブラジャーを使った作品と、クリハラナミさん
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 乳がん検診の啓発を目的に、乳房をテーマにした作品などを手掛ける福岡県飯塚市の現代アーティスト、クリハラナミさん(37)が3月15~26日、米ニューヨーク市ブルックリンで「おっぱい展」を開く。米国は、乳がん啓発運動「ピンクリボン運動」の発祥地。「啓発運動に関わる人や女性アーティストたちと交流したい」と意気込んでいる。

 クリハラさんは右胸に良性の腫瘍が見つかり、手術したことをきっかけに、2017年から出身地の同県田川市で「おっぱい展」を開催。昨年はおっぱいをかたどった陶器の展示や医師らのトークショー、写真展などを組み合わせ、乳がんの治療を終えた家族を連れた男性や、乳房を切除した女性も多く訪れた。

 今回は日本人が運営するギャラリー関係者に企画の趣旨を説明、賛同してもらい、海外進出が決まった。「女性の心に寄り添っているもの」の象徴として、会員制交流サイト(SNS)で募ったブラジャーを使った作品などを並べる。このほか、乳房をテーマにしたアーティスト5人の陶芸作品なども展示するという。

 クリハラさんは「アートの本場での個展は長年の夢。『女性の自立』というメッセージも発信したい」としている。

=2019/01/21付 西日本新聞朝刊=

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