【動画あり】湯の町癒やすニャンコ17匹 鹿児島・妙見温泉 誘客へ写真展

「茶々丸」(10歳雄)を抱く鎌田陽子さん
「茶々丸」(10歳雄)を抱く鎌田陽子さん
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右目が金色、左目が青色で真っ白な毛並みの「ユキ」(推定5歳雄)
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秀水湯の「はなちゃん」(16歳雌)
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おりはし旅館の「とらちゃん」(推定4歳)
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妙見温泉の看板猫などの写真が並ぶ会場
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看板猫の居所が分かる「妙見温泉ねこ巡りマップ」
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 霧島山系から流れ出る天降(あもり)川沿いにある鹿児島県霧島市の妙見温泉は、人口密度ならぬ“猫密度”が高い全国有数の温泉地として注目を集めている。温泉街の旅館などでつくる妙見温泉振興会は、さらなる誘客のために「猫の手を借りよう」と、旅館の「看板猫」の写真展を開いている。

【動画】鹿児島・妙見温泉の「看板猫」たち

 温泉街には7施設に17匹の看板猫がいる。6~14歳の7匹を飼うのが「妙見館」の鎌田一郎さん(85)、陽子さん(84)夫妻。二十数年前に捨て猫を飼い始めたのが始まり。2年前から宿泊はやめて、入浴だけ提供している。入り口のソファには「茶々丸」(10歳、雄)が寝転び、「福助」(6歳、雄)がちょっかいを出しに来る。茶々丸は入浴客に触られても平気で、4年前に一度もらわれていったが、懐かずに出戻った。

 陽子さんは「この子たちから元気をもらう」と言い、新聞で見つけた川柳に膝を打ったという。「生きるのだ この猫(こ)にごはん あげるため」。陽子さんは「同じ考えの人がいるんだと、うれしくなった。私たちには子どもがいないので、猫の面倒をできる限り見たい」と番台に座る。

 写真展の会場の宿泊施設「妙見温泉ねむ」では、真っ白な毛並みの「ユキ」(推定5歳、雄)が迎えてくれる。昨年2月12日、尻尾をけがして玄関口で倒れていたのを、支配人の只野公康さん(56)が病院に連れて行った。宿泊客に「入り猫は大事にしないと」と言われて飼うことに。雪の降った日に来たので「ユキ」と名付けた。右目が金色、左目が青色の気品ある顔立ち。人懐っこく、チェックアウト時間帯にはロビーに出てきて宿泊客を見送るという。只野さんは「ユキを目当てに来る人もいて、招き猫として頑張ってくれる」と目を細める。

 写真展は只野さんが、親交のある温泉ライターから持ち掛けられて企画。ライターの呼び掛けに応じた全国の写真家7人が昨年12月、温泉街に泊まり込んで撮影した。猫の前に1時間座って撮った貴重な1枚などえりすぐりの作品約100点を展示する。会場には「癒やされました」「やさしい時間を過ごせました」などの感想が残されている。只野さんは「猫と温泉の癒やしの相乗効果で、心と体がほっこりしますよ」と呼び掛ける。

 写真展は28日まで。展示時間は午前9時~午後9時。入場無料。妙見温泉ねむ=0995(77)2201。

=2019/02/16付 西日本新聞夕刊=

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