辺野古賛否、本土も「投票」 市民団体実施 基地負担「自分たちの問題」

福岡市・天神の街頭であったシール投票。通行人が次々とシールを貼っていった
福岡市・天神の街頭であったシール投票。通行人が次々とシールを貼っていった
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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票(24日)を前に、全国各地の市民団体が埋め立ての賛否を問う「シール投票」を街頭で実施している。九州では福岡市と北九州市であり、反対が賛成を大きく上回った。主催者は沖縄の基地負担を減らすため、本土で分かち合うことも視野に「自分たちの問題と考えてほしい」と話している。

 「賛成ですか、反対ですか」。16日、福岡市・天神で市民団体のメンバーが1時間にわたって投票を呼び掛けた。

 ボードの「反対」部分には102枚のシールが貼られた。「政府と沖縄の対話が足りない」「美しい海が壊されるのは嫌だ」などの理由を挙げる人がいたという。「賛成」は6票。ボードの中心に貼られた3票は県民投票にちなみ「どちらでもない」となった。

 主催したのは2015年に発足した「本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会」。沖縄には現在、在日米軍専用施設の約7割が集中しているが、戦後に本土の米軍基地が移された結果と捉え、基地機能をどこかが担わなければ沖縄の負担は減らないと考える。

 これまでシンポジウムや、他の団体とともに全国の都道府県知事に対するアンケートを実施してきた。里村和歌子代表(43)は「沖縄は選挙で何度も反対の意思を示してきた。過剰な基地負担を押し付けてきた私たちの問題。街頭での対話を通じ多くの人に考えてもらえれば」と語る。

 北九州市ではJR小倉駅前で2日間実施。賛成9、反対138、どちらでもない8だった。主催した「キリスト者九条の会・北九州」は「県民投票で『反対』の民意が示され、政府が無視を続けるならば、再びシール投票を考えたい」と話す。東京の国際環境非政府組織(NGO)「エフ・オー・イー・ジャパン」によると、24日までに全国30カ所以上で投票が計画されている。

=2019/02/21付 西日本新聞朝刊=

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