政治的!?消えたくまモン J3熊本のユニホームから 国際規則変更で

J3ロアッソ熊本の昨季のユニホーム。背中に描かれていたくまモンは今季から消える
J3ロアッソ熊本の昨季のユニホーム。背中に描かれていたくまモンは今季から消える
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 くまモンは「政治的」!? 22日開幕するサッカーJリーグの一部チームのユニホームに異変が起きている。J3ロアッソ熊本では熊本県のPRキャラクター「くまモン」がユニホームから“退場”になった。国際サッカー評議会(IFAB)の競技規則改正で地方自治体などを表すイラストなどの使用が禁止されたためで、九州の複数のチームもユニホームを見直し、新シーズンに臨む。

 ロアッソの運営会社によると、くまモンのイラストは2014年からユニホームの背中部分に描かれていた。ロアッソ側は毎年、熊本県にイラストの利用許可を得ており、担当者は「熊本のシンボルとして使っていた」と話す。

 これに「待った」をかけたのが、Jリーグを含む国際サッカー連盟(FIFA)加盟の各国リーグに適用されるIFABの競技規則だ。18~19年版の規則は新たに、都道府県や市町村、地域または国家政府などを表すスローガンやイメージなどは「政治的」として、ユニホームなどに入れることを禁止した。

 関係者によると、Jリーグは昨春から各チームに規則改正の趣旨について説明しており、くまモンも「新規則に抵触する恐れがある」として認められず、ロアッソは今季のユニホームから外すことになったという。

 ロアッソの担当者は「国内外にファンのいるくまモンの存在は大きい。政治的だとは思えないが、仕方がない」。ユニホームを販売するハヤカワスポーツ上通本店(熊本市)の木村弘法店長は「昨季まで、くまモンファンの外国人観光客が購入することが多かった」と影響を注視する。

 熊本のほか、九州でユニホームを見直したのは、J1サガン鳥栖とJ2鹿児島ユナイテッドFC、J3ギラヴァンツ北九州。「市政55周年」(北九州)や「維新のふるさと鹿児島市」など、地元自治体のスローガンやマークを取りやめた。

=2019/02/22付 西日本新聞朝刊=

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