シャトルエリアに科学館 北九州市 SW跡地、予算案計上

遊具の解体が終盤を迎えているスペースワールドのシャトルエリアの跡地=北九州市八幡東区
遊具の解体が終盤を迎えているスペースワールドのシャトルエリアの跡地=北九州市八幡東区
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 2017年末に閉園した北九州市のスペースワールド(SW、八幡東区)跡地の活用が動きだした。市は25日、老朽化した児童文化科学館(同区)を、スペースシャトルの実物大模型があったエリアに移転する計画づくりの経費を計上した18年度一般会計補正予算案を発表。21年中に大型複合施設を開業予定のイオンモールと連携し、ロボットや宇宙などをテーマに全世代を対象とした新科学館の開設を目指す。

 市は、内装や展示物などの基本設計に必要な約6870万円を盛り込んだ予算案を、3月4日開会の市議会3月定例会に提案する。

 SW跡地を巡っては、土地を所有する新日鉄住金とイオンモールが昨年2月、土地賃貸借の仮契約を締結。現在、遊具の撤去が進んでおり、完了すれば正式契約を結ぶ見通しだ。

 イオンモールは施設のコンセプトとして「買い物、娯楽、文化、食を融合させる」とする。市によると、イオンモールが建設した施設内に、30年間の借家契約を結んで入居する方向で調整中。移転場所はJRスペースワールド駅に近いシャトルがあったエリアが最有力で、市は「イオンの来客を取り込める」との利点を挙げる。

 「技術系人材の育成」「北九州の技術発信」などをコンセプトに、地元の産学とも連携して科学の面白さを体感できる展示を目指す。プラネタリウムも設置し、市青少年課は「夜には大人が楽しめるような中身にする」と説明する。新科学館はイオンとの同時開館は難しい見通しだが、大幅に遅れないようにする方針。

 周辺には、恐竜の化石などで知られる「いのちのたび博物館」などがあり、周遊チケットの創設など連携策も模索する。現在の児童文化科学館の来館者は年間10万人ほどだが、新館ではその5倍以上を目標に据える。

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 市は補正予算案とともに25日、4~6月を対象とする総額1868億円の19年度一般会計暫定予算案を発表。1月に市長選があったため、本格的な予算案は6月定例会への提案となる。

=2019/02/25付 西日本新聞夕刊=

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