唐津市、要支援者1933人記載漏れ 災害時避難名簿の4分の1

 佐賀県唐津市は25日、災害時に自力での避難が困難な市民をリストアップした避難行動要支援者名簿から2016年4月~19年1月、対象者の約4分の1に当たる1933人の記載が漏れていたと発表した。名簿は本人の同意を得て民生委員らに提供しており、地域の見守り活動や災害時の避難の呼び掛けができなかった可能性があるという。

 名簿は国が作成を義務付けており、市の対象者は要介護認定者や障害者、難病患者ら計7508人(1月31日現在)。地域での見守りのほか、自然災害や九州電力玄海原発(同県玄海町)の事故が起きた際、消防本部が安否確認や避難支援に活用する。

 市によると、16年6月に要支援者システムのプログラムを業者が改修した際にミスがあり、同年4月以降の要介護認定者の情報が取り込めなくなった。今年1月、市民から避難所の相談を受け記載漏れの可能性に気付き、業者に問い合わせ判明した。

 昨年7月の豪雨では唐津市の一部に避難指示が出ており、市は「地域での声掛けができなかった可能性がある。確認不足で深く反省している」と謝罪した。

=2019/02/26付 西日本新聞朝刊=

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