生徒会ラジオ、感度良好 八女市の福島高、企画から編集まで 地元FMで軽妙な語り、22日拡大版

収録のリハーサルに臨む福島高生徒会のメンバー=15日、福岡県八女市
収録のリハーサルに臨む福島高生徒会のメンバー=15日、福岡県八女市
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 福岡県八女市の県立福島高生徒会は、同市のコミュニティーFM局「FM八女」で、企画から収録、編集まで全てを手掛けるラジオ番組を放送している。校内であった出来事から地域のイベント情報まで、高校生らしい素朴で軽妙な語り口で紹介。卒業生を中心にじわりと人気が広がっており、5回目となる22日は通常の1時間から90分に枠を拡大して放送する。

 校章になっている校内のモチノキにちなみ、番組名は「もちの木福高!ラジオ」。2012年に開局したFM八女が地元高校生による番組制作を企画し、局員に福島高OBがいた縁もあって17年6月にスタートした。学期末に不定期で放送している。

 当初は局員に立ち会ってもらい指導を受けていた生徒たちも、徐々に技術を習得。今では校内に局から録音機などの機材を借り受け、生徒だけで収録、編集できるまでになった。放送のたび、卒業生や市民から激励のメッセージが届き、生徒会長の中嶋章乃さん(2年)は「番組が学校のPRになり、他校の生徒からも声を掛けられるようになった」と手応えを語る。

 制作は主に生徒会役員約10人が担う。春をテーマにした22日の番組は、卒業式を迎えた3年生へのインタビューや、八女市であった「雛(ひな)の里・八女ぼんぼりまつり」の会場からの報告、平成の八女の歴史をヒット曲と共に振り返るコーナーなどで構成。エンディングは校歌で締めくくる。「最初の頃は原稿も棒読みで、何十回もやり直しをしていました」と振り返る千代島尚紀教諭(26)も「ようやく板についてきて、今では放送前に最終確認するくらい。信頼して任せています」。生徒たちの奮闘と成長ぶりを頼もしく見つめる。

 休み返上で登校し収録、編集作業に当たったメンバーの中には卒業したばかりの前会長、秋山真大さんの姿もあった。「新しいことに挑戦する意識が生徒会の中で浸透し、他の学校行事も活性化した」と話す秋山さん。「福島高の新たな伝統として長く続いていってほしい」と願う。

 22日の放送は午後3時から。同日午後11時と24日午後1時に再放送。FM八女のホームページからパソコンやスマートフォンでも聴くことができる。

=2019/03/19付 西日本新聞夕刊=

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