道の駅かまえ、東九州道開通で危機感 GW限定海鮮丼で誘客 [大分県]

29日と30日は通常1380円の海鮮丼が千円で食べられる
29日と30日は通常1380円の海鮮丼が千円で食べられる
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 道の駅かまえ(佐伯市蒲江、高橋直子駅長)が鈍った客足を取り戻そうと知恵を絞っている。売り上げの減少が続き、使える予算も限られる中では細かい工夫を積み重ねるしかない。春の大型連休では29、30両日に通常1380円の海鮮丼を千円で提供。5月3日から6日までは持ち帰り用に千円の海鮮丼を販売する。

 道の駅かまえのレストラン海鳴り亭の海鮮丼(1380円)にはブリ、タイ、アジ、タイラギ貝、イカ、ウニ、イクラが使われ、みそ汁付き。テークアウトの海鮮丼はブリ、マグロ、タイ、イカ、タコを盛る。

 宮崎ナンバーの車で道の駅かまえの駐車場がにぎわったのは以前のこと。東九州自動車道蒲江インターチェンジ(IC)-佐伯ICが2015年春に開通して潮目が変わった。それまでは蒲江-延岡南(宮崎県延岡市)間が無料通行区間となっていることもあり、宮崎からの来客が多かった。

 だが、大分、宮崎両県の東九州道がつながったことで、蒲江ICでわざわざ降りる必要はなくなり、道の駅かまえの来客も減った。05年2月の道の駅かまえ開店から勤め、先月、5代目駅長となった高橋さんはピーク時に比べ3割は売り上げなどが減ったと言う。

 道の駅かまえを運営する「かまえ町総合物産サービス」は15年度決算で赤字を計上。16年度も厳しい状況は変わっていない。

 そこで、高橋さんが助言を求めたのが地域おこし協力隊の竹中稔さん(58)。竹中さんは昨年9月に協力隊員として蒲江に来るまでは長く流通業界にいた。

 竹中さんは直売所の商品やレイアウトを見直し、並べる商品数も増やした。竹田市の道の駅すごうの協力を得て、毎週水曜日に竹田産野菜を仕入れ、地元産野菜と一緒に販売し始めた。

 さらに竹中さんは蒲江散策マップを作り、無料のレンタル自転車5台を道の駅に置いた。大型連休中の5月4、5両日は道の駅の“アイドル”である2匹のヤギとの撮影会も企画した。

 工夫はまだまだあるが、道の駅かまえ復活のカギは「食」と高橋さんらは考えており、今アイデアを練っているところだ。

=2017/04/20付 西日本新聞朝刊=

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