久留島記念館が完成、28日に開館 「童話の世界」を映像や音声で [大分県]

映像や音声などを通して久留島武彦を紹介する記念館。「童話の世界を体験してほしい」と語る金成妍館長
映像や音声などを通して久留島武彦を紹介する記念館。「童話の世界を体験してほしい」と語る金成妍館長
写真を見る
玖珠町森の三島公園に完成した久留島武彦記念館
玖珠町森の三島公園に完成した久留島武彦記念館
写真を見る

 玖珠町が整備を進めていた久留島武彦記念館(同町森)が完成し20日、報道関係者に公開された。同記念館は「日本のアンデルセン」と呼ばれた町出身の童話作家久留島武彦(1874~1960)の生涯をたどり「童話や絵本の世界を体験し学ぶ場」として28日にオープン。「童話の里・玖珠」の中心施設として期待されている。

 同記念館は国指定名勝「旧久留島氏庭園」や、久留島の功績をたたえる「童話碑」などがある三島公園エリアの旧町立保育園を増改築した。木造平屋(約500平方メートル)で、総事業費2億4千万円。

 館内は「久留島先生を学ぶ部屋」「ものがたりの部屋」「童話碑が見える部屋」など10のスペースに分かれ、童話口演活動や日本でのボーイスカウト創設など児童文化振興に生涯をささげた久留島の多面的な生涯を紹介する。資料展示をはじめ、映像や音声を通して久留島の「童話の世界」を体験できるよう工夫されている。同館は約5千点の久留島関連資料を所蔵。うち絵本など約千点は館内で閲覧可能だ。

 同館の金成妍(キムソンヨン)館長は「久留島先生が子どもたちに伝えたかったことを、世界に発信する場所にしたい。多くの人に来てもらい、ゆっくりと童話を聞き『語りの世界』に入ってほしい」と話している。

 入場料は一般300円(町内在住者は150円)。高校生以下無料。28日午前11時から開館記念イベントを行う。問い合わせは同記念館=0973(73)9200。

=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]