災害ボランティア不足深刻 作業完了は依頼の2割 [大分県]

日田市の災害ボランティアセンターで受け付けする人たち=14日午前9時ごろ
日田市の災害ボランティアセンターで受け付けする人たち=14日午前9時ごろ
写真を見る

 災害ボランティアが足りない-。九州豪雨の被災地日田市では、14日も県内外から駆け付けた災害ボランティアが、被災家屋の泥出しやがれき処理に汗まみれで奮闘した。しかし平日とあって被災者からの依頼に追いつかず、作業が完了したのは2割ほど。市社会福祉協議会は「まだまだ人が足りない。15日からの3連休に期待したい」と話す。

 「こちらに来て、お年寄りが多い山間部が大変な状況と聞いた。少しでも力になりたい」。14日、会社の休みを利用して名古屋市から駆け付けた男性(49)は力を込めた。

 市社協によると、8~13日は毎日100~200人のボランティアが登録し20カ所ほどに分かれて作業。1日当たり10件のペースで作業が完了した。14日には受付開始の8日以降で最多の251人が45カ所で活動した。

 一方、被災者からの依頼は14日までに累計307件に上り、このうち依頼のキャンセル52件を除き作業を終了したのは53件。被害が大きかった小野、大鶴両地区の道路も開通し今後は作業依頼も増えるとみられることから、市社協は16日、大鶴地区のボランティアを受け入れるサテライトセンターを大鶴スポーツ広場に開設することにしている。

 小野、大鶴地区の知人が今も避難所で暮らすという同市の女性(51)は「ボランティアがまだ足りないと聞いて駆け付けた。一日も早い復興のため役に立ちたい」と話していた。

=2017/07/15付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]