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80歳元気に登山続ける 日田市の野口さん、10月ネパールへ 「年取っても人生楽しい」 [大分県]

「言葉にできないほど面白い」と登山の魅力を語る野口節子さん。自宅には記念の写真がたくさん飾られている
「言葉にできないほど面白い」と登山の魅力を語る野口節子さん。自宅には記念の写真がたくさん飾られている
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 日田市中城町の野口節子さん(80)は、傘寿を迎えてなお、山への挑戦を続けている。67歳で本格的に登山を始め、3千メートル級の山々への登頂歴を持つ野口さんは「年を取っても楽しいことはつくり出せる。もっともっと多くの山に登りたい」と意欲満々だ。

 野口さんは同市天瀬町出身。夫の幸紀さん(故人)の仕事の都合で53歳から千葉県で過ごした。山に囲まれた日田で育ったため、日田に比べて山が少ない千葉では、山に行きたい思いが募ったという。

 66歳で日田に戻り、幸紀さんと登山の練習を始めたが、幸紀さんから「俺は自分のペースで歩きたいから、おまえは自由に好きなところに行っていいぞ」と言われた。これをきっかけに67歳からは単独で旅行会社主催の登山ツアーに参加するようになった。これまでに富士山(3776メートル)や北アルプスの槍ケ岳(3180メートル)など3千メートル級の山への登頂を含め、国内外で91回の登山を成し遂げた。

 幸紀さんが亡くなり1人暮らしになった今、生活は登山中心だ。大事な脚を痛めないように正座はせず、必ず伸ばして座る。週に数回は、市内の大原八幡宮にある116段の石段を10往復するトレーニング。山開きシーズン前には約8キロの重りを背負って登ることもある。

 野口さんは10月下旬、ネパールで世界最高峰エベレスト(8848メートル)を望むトレッキングコース「エベレスト街道」を歩く予定だ。登山を始めて2年目にも挑戦した場所だが「経験を積んだ今は、あの時とは違った景色が見えるはず」と出発を心待ちにする。

 「汗だくになった体を癒やしてくれる風が気持ちいい。登り切ったら疲れが吹き飛ぶ」と登山の魅力を語る野口さんは、こう言う。「言葉じゃ魅力をうまく伝えきれんから、とりあえず、あんたも登ってみない」

=2017/09/23付 西日本新聞朝刊=

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