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訪日客取り込み新戦略 県が全日空と連携協定 [大分県]

温泉ガストロノミーの普及などについて協定を交わす広瀬勝貞知事(右から2人目)と全日空の平子裕志社長(右)
温泉ガストロノミーの普及などについて協定を交わす広瀬勝貞知事(右から2人目)と全日空の平子裕志社長(右)
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 県は、温泉を楽しみながら食、文化に触れる新しいタイプのツーリズム「温泉ガストロノミー」の普及に力を入れる。2019年のラグビーW杯や20年の東京五輪へ向け、欧米観光客の取り込みにつなげる狙いがある。今月、温泉ガストロノミーを研究している航空会社・全日空グループと連携協定を締結。県内各地に広がることを期待している。

 ガストロノミーツーリズムは、欧米で普及している旅のスタイル。旅先を歩きながら、その土地ならではの食を楽しみ、歴史や文化を吸収する。全日空系のシンクタンク「ANA総合研究所」は旅の多様化のため、これに温泉をプラスした「温泉ガストロノミーツーリズム」の研究、普及に努めている。

 県は「おんせん県おおいた」を掲げ、ラグビーW杯や東京五輪をにらみ訪日外国人客の取り込みを図っている。18年5月に県主導で開く「世界温泉地サミット」では、世界各国から参加する政府関係者らに温泉ガストロノミーツアーを体験してもらう計画だ。ANA研究所も11月18日に別府市観光協会などと共同で「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin別府八湯」を開く。温泉地サミットのプレイベントと位置付け、明礬温泉、鉄輪温泉一帯を会場に地獄蒸し、ざぼんサイダーなど特産の飲食物を提供する。

 県内には、別府だけでなく由布院(由布市)、天ケ瀬(日田市)、長湯(竹田市)と多様な温泉地がある。県観光・地域振興課は「県内で定期的に温泉ガストロノミーのツアーが開かれれば、宿泊や土産物など地域での消費拡大にもつながる」と期待する。ANA研究所は既に熊本県天草市、阿蘇市などで温泉ガストロノミーのウオーキング大会を開いており「温泉の豊富な九州にぴったりの観光素材」とアピールしている。

=2017/10/30付 西日本新聞朝刊=

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