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カメルーンへ感謝の旅 坂本元村長 旧中津江村「長年交流、私の務め」 [大分県]

持参する少年サッカー大会の写真を手に「カメルーンに改めて感謝を伝えたい」と語る坂本休さん
持参する少年サッカー大会の写真を手に「カメルーンに改めて感謝を伝えたい」と語る坂本休さん
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 2002年のサッカーワールドカップ(W杯)日韓大会でカメルーン代表の事前キャンプ地になった旧中津江村(現日田市)の元村長坂本休さん(87)が、11~19日の日程で同国を訪ね、政府関係者と会う予定だ。坂本さんは4回目の訪問で「年齢的に最後になるだろう。私の務めとして、長年の交流への感謝を伝えたい」との思いで出発する。

 W杯では選手の到着が遅れ、やきもきしながら待つ坂本さんや温かく迎える村民の姿が報道されて注目を集め「日本一有名な村」になった。

 坂本さんはW杯後、同国との友好関係に貢献した外国人に授けられる勲章を受けている。村が日田市と合併してからも「カメルーン杯」と冠した少年サッカー大会を開いたり、坂本さんが在日大使館主催の建国記念式典に参加したりと交流が続く。坂本さんは過去3回、同国を訪問。現地までは乗り継ぎを含めて空路で30時間近くかかり負担が大きいが、「中津江が有名になったのはカメルーンのおかげで、お金にかえられない価値がある。その恩に報いたい」と今回の訪問を決意した。

 現地では、W杯のときから面識がある大臣らに直接感謝の気持ちを伝え、日田市が目指している2020年東京五輪での同国選手団の事前キャンプ誘致についても話をする予定だ。「実際に会えるかどうかは未定」だが「最後になるかもしれないので、気持ちを受け止めてほしい」との手紙を送って熱意を伝えている。

 現地にはカメルーン杯のサッカー大会でプレーする日本の子どもたちの写真を持参する。「いつか中津江でカメルーンと日本の子どもが一緒にサッカーをする夢を伝え、末永く親善交流を続けてほしいという願いを届けたい」と話す。

=2017/11/10付 西日本新聞朝刊=

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