障害者がパン作りや接客学ぶ 就労支援カフェ活性化担う 機関庫公園近く18年4月に開設、福祉と観光結ぶ [大分県]

隣接地に障害者の就労支援をするカフェレストランなどが設置されることになった玖珠町の豊後森機関庫公園
隣接地に障害者の就労支援をするカフェレストランなどが設置されることになった玖珠町の豊後森機関庫公園
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 玖珠町、社会福祉法人・暁雲福祉会(大分市、丹羽一誠理事長)と日本財団(東京、尾形武寿理事長)は1日、豊後森機関庫公園(同町帆足)近くに、障害者が働くカフェレストランなどを来年4月に開設すると発表した。パン製造や接客などを通じた障害者の就労支援を行いながら、同公園の観光スポットとしての魅力アップを図り、障害者が地域活性化の一翼を担う施設を目指す。

 施設ができるのは、JR久大線を挟んだ同公園北側で、米穀倉庫があった町有地約1060平方メートル。木造のカフェレストランと多目的交流スペースの2棟(計約330平方メートル)を設置。倉庫の雰囲気を生かしたカフェは36席で、地元食材を生かしたパン、和食、パスタなどを提供。交流スペースはギャラリー、イベント会場としての利用を見込む。

 障害者によるベーカリーの経営などの経験がある暁雲福祉会が施設運営に当たる。町が土地を無償提供し、総事業費1億3千万円のうち約8470万円を日本財団が助成する。

 施設では障害者20人が、雇用契約を結び働くか、就労に向けた訓練を受ける。同町で障害者と雇用契約を結び運営する施設は初めて。町内に障害者が生活するグループホームも設ける。

 同公園は年間約3万人が訪れるが、休憩場所などが限られ、観光客の滞在時間が短いのが課題だった。朝倉浩平町長は「障害者が働ける場ができ、公園の集客力アップなど町活性化にもつながる。可能な限り応援する」と強調。暁雲福祉会の丹羽理事長は「福祉の力を生かしながら地方創生につながる新しいモデル事業として成功させたい」と力を込めた。

=2017/12/02付 西日本新聞朝刊=

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