「畜産ヘルパー組合」発足 日田市で来年4月始動 休日増やし後継者確保へ [大分県]

設立総会で選出された「日田地域畜産ヘルパー組合」の役員
設立総会で選出された「日田地域畜産ヘルパー組合」の役員
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 日田市内の肉用牛繁殖農家でつくる「日田地域畜産ヘルパー組合」が4日発足した。組合が雇ったヘルパーに牛の世話を任せることで農家の休日取得を図り、後継者の確保につなげる狙い。県によると、同様の取り組みは肉用牛では県内3例目という。

 組合に加入するのは市内の肉用牛繁殖農家50戸のうち、30~50頭ほどを飼育する10戸。高齢化、後継者不足の中、農家は無休で牛の世話をしているのが実情で、それが一層の後継者不足と畜産農家の減少に拍車を掛けているという。

 ヘルパーは1日6~8時間、牛に餌や水を与え、牛舎を掃除することなどが仕事。組合はヘルパー1人を雇い、組合員が利用料(1日当たり7560円~1万800円)を支払ってそれぞれ1カ月2~3日、全体で計22日程度の仕事を依頼する。近く募集し、来年4月の活動開始を目指す。

 同日、日田市のJAおおいた中西部事業部で開かれた組合の設立総会では、ヘルパーの利用方法などを定めた規約を承認。組合長に平川修さん(54)を選出した。平川組合長は「今の時代、休日の確保は不可欠な労働条件。夢が広がる経営につなげていきたい」と話していた。

=2017/12/06付 西日本新聞朝刊=

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