福授ける「宝来船」 豊後高田市で「ホーランエンヤ」 男衆、川へ飛び込み歓声 [大分県]

祝儀を受け取るために、宝来船から桂川に飛び込む男衆
祝儀を受け取るために、宝来船から桂川に飛び込む男衆
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 豊漁や航海の安全を祈願する豊後高田市の新春行事「ホーランエンヤ」(県選択無形民俗文化財)が7日、寒風の中、市中心部を流れる桂川であった。福を授けるとされる宝来船を見ようと、川岸は多くの見物客でにぎわった。

 豊後高田は島原藩(長崎県)の飛び地だった歴史がある。島原や大阪に年貢米を運ぶ船の安全を祈願したのが始まりとされ、江戸時代中期から始まったと伝えられている。

 宝来船は大漁旗や万国旗に彩られ、締め込み姿の男衆が「ホーランエンヤ、ヨイヤサノサッサ、ヨーイヨーイヨイトセ」と掛け声とともに、河口近くの琴平宮から約1キロ上流までこいだ。船はジグザグに進みながら川岸に接近。差し出された祝儀などを受け取るため、男衆が川に威勢良く飛び込むと、見物客から盛んな拍手と歓声が上がった。

=2018/01/09付 西日本新聞朝刊=

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