「市営住宅」希望9世帯 日田市 生活再建、被災住民に迷いも [大分県]

 九州豪雨の被災者向けに市営住宅の建設を検討している日田市は19日、小野、大鶴、夜明の各地区住民を対象に行ったアンケート結果を公表した。市が建設する市営住宅への入居を希望する世帯は小野、大鶴両地区で計9世帯(16日現在)だった。原田啓介市長は取材に「結果だけ見れば(建設は)厳しい」と述べ、市営住宅以外の支援策も検討する意向を示した。

 市は昨年12月下旬、各地区住民に市営住宅の建設を提案し、入居するかどうかなど、生活再建の考えをアンケートで聞いた。「自宅を自主再建」「市営住宅に転居」「市内の賃貸住宅に居住」などの6項目で考えを尋ね、計69世帯が回答した。

 市営住宅への入居を希望した9世帯のうち5世帯は「自宅の自主再建」「市内の賃貸住宅に居住」などの項目にも重複して希望し、判断に迷いがうかがえた。市営住宅の入居だけを希望したのは計4世帯だった。

 結果を受け市は、24日に小野公民館、25日に大鶴公民館で、それぞれ被災者らとの意見交換会を開く。原田市長は「民間物件を活用するなどの方法も検討しなければいけない」としつつ、「潜在的に市営住宅への入居を希望する人はいるはずだ。改めて住民の気持ちを確かめたい」と話した。

=2018/01/20付 西日本新聞朝刊=

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