油屋熊八ミュージカルに 「別府観光の父」の行動力ダンスで表現 2月12日、別府市 子ども23人出演 [大分県]

ミュージカルで流れるオリジナルソングを歌いながら宣伝する平野芳弘さん(左)とあべこさん
ミュージカルで流れるオリジナルソングを歌いながら宣伝する平野芳弘さん(左)とあべこさん
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 別府観光の父・油屋熊八を主人公にした、子どもたちが演じるミュージカルが2月12日、別府市上田の湯町の市公会堂で上演される。独創的なアイデアを思いつき、思いついたらすぐに実行に移した熊八のスピード感を、子どもたちのはつらつとしたダンスで表現する。

 熊八は1863年、愛媛県宇和島市の米問屋に生まれた。大阪の米相場でいったんは巨万の富を得るが、暴落して無一文に。渡米してさまざまな経験を積んだ後に帰国し、別府市で「亀の井旅館」の経営に乗り出す。バスガイドが案内する観光バスや飛行機でビラをまくなどユニークな取り組みを次々に実行し、別府温泉をPRし、世界に名をはせる温泉地の基盤を築いた。由布院温泉に「亀の井別荘」を築いたのも熊八だ。

 ミュージカル「Shiny Uncle」では、こうした熊八の足跡を、14のオリジナル曲などに乗せ、県内の小学2年から高校2年までの23人が演じ、踊る。子どもたちは大分市のダンススタジオ「シオナーズ」で練習するメンバーが中心。振り付けは同スタジオの振付師が担当したが、一部は子どもたちが発案したオリジナルを取り入れている。

 脚本・演出を手掛けた同スタジオのあべこさん(42)は「熊八のスピード感は思ったことをすぐにする子どもたちに通じる。現状を変えていこうとする力がみなぎる子どもたちの躍動感を楽しんでほしい」とPR。上演に協力する別府温泉宣伝協会の平野芳弘代表も「熊八の故郷の愛媛や東京、大阪などでの公演も検討したい」と話す。

 ミュージカルは午後4時開演。チケットは千円。

=2018/01/24付 西日本新聞朝刊=

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