浄満寺のふすま絵“帰郷” 日本画家・畠中光享さんの代表作 全国巡回で1年2カ月ぶり [大分県]

浄満寺本堂にある「寂静阿弥陀経説法趾」(中央)。上や左も畠中さんのふすま絵だ
浄満寺本堂にある「寂静阿弥陀経説法趾」(中央)。上や左も畠中さんのふすま絵だ
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 全国巡回展に出品されていた日田市東町の浄満寺(渡辺真理住職)のふすま絵が、およそ1年2カ月ぶりに“帰郷”した。ふすま絵は渡辺住職の大学時代の先輩で日本画家、畠中光享(こうきょう)さんの作。寺には他にも畠中さんの作品があり、早ければ春にも一般公開する予定だ。

 ふすま絵は、群青を基調にした「寂静阿弥陀経説法趾(じゃくじょうあみだきょうせっぽうし)」。ふすま4枚で大きさは縦2・1メートル、横3・7メートル。約2500年前に釈迦(しゃか)が阿弥陀経を説いたとされる仏跡地に星が輝き、天の川が流れる構図で、2000年に浄満寺に贈られた畠中さんの代表作の一つだ。

 巡回展は「興福寺の寺宝と畠中光享展」(興福寺など主催)で、昨年1月11日から同年末までの約1年間、東京や大阪など8会場で開催。期間中11万人が訪れたといい、渡辺住職は「文教都市、日田のPRにもなったのでは」と語る。

 寺にはこの他、赤を基調にした「仏説霊鷲山(ぶっせつりょうじゅせん)」やハスの花が咲き誇る「澄空蓮池(ちょうくうれんち)図」など畠中さんの作品が10点ほどある。渡辺住職は今後、彼岸などに合わせて絵を公開する予定で、「1人でも多くの人に見てもらい、お釈迦様をしのんでもらえれば」と話している。

=2018/02/08付 西日本新聞朝刊=

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