ドローン開発拠点開所 西日本で唯一、大分市に 民間企業誘致し産業振興へ [大分県]

ドローンをテスト飛行させる広瀬勝貞知事
ドローンをテスト飛行させる広瀬勝貞知事
写真を見る

 県は10日、小型無人機ドローンの開発拠点「先端技術イノベーションラボ」を県産業科学技術センター(大分市高江西1丁目)に開いた。試験飛行ができる広場や、高性能の磁気測定施設などを備えており、民間企業を誘致して、ドローン産業の振興を目指す。

 県によると、ドローン開発拠点は西日本で唯一という。ラボは、約6400平方メートルの敷地にドローンの試験飛行用の広場と施設2棟が並ぶ。総事業費は約6億9600万円で、半分を国の交付金でまかない、残りを県が支出する。

 試験飛行用の広場は縦、横40メートル、高さ12メートルをネットで囲っている。ドローンを屋外で飛ばす際は国土交通省への申請が必要だが、閉鎖空間のため申請が不要で効率的に試験ができる。

 磁力などを測定する「電磁環境測定棟」では、外部の磁気を遮断する部屋があり、開発中の機器の磁気を精密に計測できる。高性能の電波測定器も備え、ドローンのモーター製造に活用される。共同開発を行う「リサーチ棟」には既に県内外の3社が入居している。

 開所式で広瀬勝貞知事は「世界でも有数の環境をつくった。産業振興に大きな力を発揮してほしい」と期待を寄せた。また、9月23日に大分銀行ドーム(同市横尾)で開発力や技術を競う「ドローンフェスタ」を開催する方針を発表した。

=2018/04/11付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]