傘寿の東渓中卒業生集う 同窓会、昔話に花 朝倉市からも参加 [大分県]

記念撮影をする東渓中同窓会の参加者たち
記念撮影をする東渓中同窓会の参加者たち
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 日田市天瀬町の東渓中を1954年に卒業し、本年度に傘寿を迎える同級生たちが10日、同市の飲食店で同窓会を開いた。昨年7月の九州豪雨で被災した福岡県朝倉市からも2人が参加して、元気に再会できた喜びをかみしめていた。

 卒業時の同級生は161人で、同窓会は、卒業の数年後から続けている。この日は48人が参加して記念写真を撮った後、食事をしながら昔話に花を咲かせていた。

 朝倉市から参加した梶原ミドリさん(79)は、豪雨で甚大な被害を受けた同市松末(ますえ)地区で1人暮らしをしていた自宅を失った。豪雨当日は自宅の裏山で雨に濡れて一晩を過ごし命の危険も感じたという。現在は仮設団地の4畳半一間で暮らすが、「仲間と顔を合わせて話ができたことが励みになる」とうれしそう。同市の自宅が全壊し、今はみなし仮設のアパートで暮らす石井カズヱさん(79)も「悩みもあるけれど、元気をもらいに来た」と笑った。

 世話人の高瀬敏明さん(79)も「腹心の友と呼べるほど仲が良い同級生。2人のことをみんなが心配していたし、こうして会えて良かった」と結束の強まりを感じていた。同窓会は、傘寿を迎える今回を最後にするつもりだったが継続を望む声も多いという。高瀬さんは「今後も続けられる方法を考えたい」と話していた。

=2018/04/13付 西日本新聞朝刊=

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