別府・鉄輪“蒸しツーリズム” 釜料理教室、湯治の貸間見学… 6月4日スタート [大分県]

湯治宿に設けられている蒸し釜。野菜や魚介類などがきれいに蒸し上がる
湯治宿に設けられている蒸し釜。野菜や魚介類などがきれいに蒸し上がる
写真を見る
温泉で熱せられた床の上に薬草が敷き詰められた横穴式の「鉄輪むし湯」。リラックス効果があるとされる
温泉で熱せられた床の上に薬草が敷き詰められた横穴式の「鉄輪むし湯」。リラックス効果があるとされる
写真を見る

 温泉の蒸気で食材を蒸す「地獄蒸し」で知られる別府市の鉄輪温泉で6月、「かんなわ蒸し通りずむ(ツーリズム)」と題したイベントが初めて開かれる。蒸し料理教室や、湯治のために長期滞在ができる素泊まり宿「貸間」の見学など“癒やしの聖地”ならではの29のプログラムが体験できる。企画した地元グループは「癒やしの仕掛けが詰まった鉄輪で、ゆっくり過ごしてみませんか」と参加を呼び掛けている。「蒸し」の語呂合わせで、6月4日に始まる。

 旅館女将(おかみ)らでつくるグループ「鉄輪ツーリズム」の主催。古くから湯治場として栄えた鉄輪では、長期滞在者用に自炊ができる蒸し釜を設置した貸間が今も残る。この独特の文化を生かして、長期滞在を楽しめるよう食や健康に関する企画を考えた。

 イベント期間は6月4日から30日まで。好みの無農薬・有機野菜を買って蒸し釜で蒸して食べる「青空蒸しマルシェ」▽蒸し料理や薬膳料理の講座▽蒸し大豆によるみそ造り▽湯煙を望みながら5キロのコースを歩くウオーキングなど盛りだくさん。貸間の台所などを旅館女将が案内するツアーもある。各プログラムの参加者は、横穴式の天然サウナ「鉄輪むし湯」に格安の100円(通常は510円)で入れる。

 グループ代表の安波治子さんは「とにかく元気の出る1カ月になるようにと企画した。今後も『体と心を癒やす鉄輪』の情報を発信していきたい」と話している。

 予約を受け付けている。問い合わせは同グループ事務局=0977(66)3251。

=2018/05/17付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]