ポケベル電波で防災情報を提供 日田市が導入検討 [大分県]

 昨年の九州豪雨などで、防災行政無線の屋外スピーカーからの音声が聞こえにくかったと苦情があったことを受け、日田市は電波の周波数が異なり、屋内や地下でもつながりやすいポケットベル(ポケベル)電波を使った防災情報の提供を検討している。国内で唯一、ポケベル電波を使った事業を行っている東京テレメッセージ(東京都)によると、全国の25市区町が導入済みで、日田市が導入すれば県内では初めて。

 市は、山間部でもポケベル電波が伝わるか確かめる調査費(105万円)を、6月の一般会計補正予算案に盛り込んだ。

 従来の行政無線は、屋外スピーカーで放送するほか、各家庭に置いた戸別受信機でも聞くことができる。ただ、電波状況が悪いと建物内の受信機には伝わらないことがある。一方、ポケベル電波は建物内にも届きやすい。市役所からは文字メッセージとして送り、専用端末で音声に変換して放送できるという。

 調査は、受信機を積んだ自動車で市内を巡回して電波が到達しているか確認する。システムの導入の範囲や時期については未定だが、各家庭にラジオ機能も備えた専用端末の設置を目指していくという。

=2018/06/06付 西日本新聞朝刊=

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