坂本休さん退任へ 「中津江村地球財団」理事長 W杯カメルーンと交流 [大分県]

中津江村で開催されたカメルーン建国記念式典で植樹する坂本休理事長(右)とピエール・ゼンゲ在日大使(左)=5月20日
中津江村で開催されたカメルーン建国記念式典で植樹する坂本休理事長(右)とピエール・ゼンゲ在日大使(左)=5月20日
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 日田市中津江村の地底博物館「鯛生金山」などを管理する中津江村地球財団の理事長を13年半務めてきた坂本休さん(87)が退任することが8日、理事会で決まった。30日付で退任の予定。長年、町おこしのために第一線で活躍してきたが「このまま続けていれば、後継者が育たない。高齢で体力的にも限界」と退任理由を語る。後任は、赤星仁一郎さん(69)が就任する。

 坂本さんは、1996年から中津江村長を3期務めた。2002年サッカーワールドカップ(W杯)日韓大会では、村がカメルーン代表のキャンプ地となり、交流が話題となった。

 日田市に編入合併する前の04年12月、村役場を退職した臨時職員らを雇用する同財団を設立、理事長に就任した。W杯後も、中津江村とカメルーンの交流は続いており、坂本さんは在日大使館(東京)主催の建国記念式典に毎年出席、今年は中津江村で初めて開かれた。20年東京五輪のカメルーン選手団の事前キャンプ誘致にも取り組み、昨年11月には現地へ4度目の訪問。特産の日田げた10足を手土産に、政府関係者などと面会した。

 役職を続けてほしいという要望があり、坂本さんは今後も理事を務める。「これからも中津江村が子どもたちの笑顔が絶えない場所になってほしい。退任後はローマ字を勉強して、国内外の友人を増やしたい」と話している。新理事長に就任する赤星さんは「正式な手続きが完了してから、コメントしたい」と話していた。

=2018/06/09付 西日本新聞朝刊=

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