障害者就労支援カフェ、豊後森機関庫公園そばに開所 福祉と観光つなぐモデルに [大分県]

風船を飛ばして祝った開所式
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食事を提供しパンなどの販売も行うカフェレストラン「森のクレヨン」
食事を提供しパンなどの販売も行うカフェレストラン「森のクレヨン」
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 玖珠町帆足の豊後森機関庫公園そばに、障害者が働くカフェレストランがオープンした。パンなどの製造、販売、接客を通じて障害者の就労支援を行いながら、同公園の観光地としての集客増を図り、地域活性化につなげるのが狙い。

 オープンしたのはカフェレストラン「玖珠・森のクレヨン」と多目的交流スペース「森の米蔵」の2棟(計約330平方メートル)。JR久大線を挟み、同公園北側の米穀倉庫があった町有地(約1060平方メートル)を町が貸与。社会福祉法人・暁雲福祉会(大分市、丹羽一誠理事長)が、日本財団(東京、尾形武寿理事長)の支援を受け建設、運営する。総事業費約1億3千万円。

 障害者14人が雇用契約を結び働くか、就労に向けた訓練を受ける。障害者が雇用契約を結び働く施設は同町で初めて。

 「森のクレヨン」では玖珠産の米などを使った食事やパン、スイーツ類を提供し、玖珠の“食の魅力”を発信。土蔵づくりの倉庫を改築した「森の米蔵」ではコンサートや各種展示会が開催できる。久大線の近くで特急「ゆふいんの森」などの通過を見られるウッドデッキも設け、観光客の滞在時間が短いことが課題だった同公園の魅力アップにつながると期待されている。

 10日に関係者らが出席し開所式を開催。宿利政和・玖珠町長は「障害者の社会参加を通して地域活性化を図り、福祉と観光をつなぐモデル事業となるよう応援したい」とあいさつ。カフェスタッフのリーダー阿南泉さん(29)は「お客さんにたくさん来てほしい。頑張ります」と笑顔で話した。

=2018/06/14付 西日本新聞朝刊=

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