日田市の鉄橋復旧、観光客歓迎へ 横断幕設置や駅清掃 [大分県]

鉄橋側(写真の右側)から見えるように渡里橋に設置された横断幕
鉄橋側(写真の右側)から見えるように渡里橋に設置された横断幕
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夜明駅に掲げる予定の看板の位置を確認する住民たち
夜明駅に掲げる予定の看板の位置を確認する住民たち
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 昨年の九州豪雨で流失した日田市のJR九州の鉄橋「花月川橋梁(きょうりょう)」が復旧し、10日に安全祈願の神事が行われた。出席した原田啓介市長は「完成は感慨深い。関係者に感謝したい。これで再び、日田観光をアピールできる環境が整った」と語った。

 鉄橋の流失は、観光や通勤通学の足を奪うだけでなく、日田観光へのイメージに大きな打撃を与えた。市観光協会によると、昨年の同市の国内宿泊客は前年比2万人減少。木下周事務局長は「復旧は日田のイメージアップにつながる。21、22日には日田祇園祭もあり、内外にアピールする好機にしたい」と期待する。

 これに先立つ9日には、同市の日田まつり振興会が、観光列車「ゆふいんの森」をイメージした列車と「つながる」などの文字を描いた幅1・2メートル、長さ約40メートルの横断幕を、鉄橋に隣接する渡里橋に設置。市出身のデザイナー梶原道生さんが手掛けたもので、14日の運転再開に向け、利用客に復旧と日田観光をPRするとともに、市民の機運も盛り上げる。

 JR久大線と日田彦山線が乗り入れる夜明駅では10日、住民たちが駅周辺の草刈りなどをして列車を迎える準備をした。14日は、駅を通過する「ゆふいんの森」に向かって「ようこそ夜明へ」と書かれた手づくりの看板を掲げ、地元の子どもたちとともに歓迎する。住民らでつくる夜明振興協議会の池田正広会長(68)は「全線復旧を盛大にお祝いしたい。わずかな時間だが『夜明』をアピールしたい」と話した。

=2018/07/11付 西日本新聞朝刊=

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