中津市が福岡地下鉄ジャック ポスター730枚、誘客作戦 優遇商品券や格安臨時バス [大分県]

1編成(6両)がまるごと中津市のPRポスターで埋め尽くされた福岡市営地下鉄の列車
1編成(6両)がまるごと中津市のPRポスターで埋め尽くされた福岡市営地下鉄の列車
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 災害による風評被害を克服しようと、中津市が福岡都市圏からの観光客誘致を狙い、福岡市営地下鉄の列車を市の観光PRポスターで埋め尽くす「地下鉄ジャック」を展開している。地元商工会なども、観光客向けの優遇商品券を発行したりJR中津駅と耶馬渓を格安臨時バスで結んだりするなど、観光客増に向けてさまざまな取り組みを実施している。

 市によると、観光客数は中津とのゆかりが深い戦国大名黒田官兵衛の生涯を描いたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の後押しがあった2014年の約550万人をピークに減少傾向。耶馬渓では16年の熊本地震や17年の九州豪雨での道路寸断、6人が犠牲となった今年4月の大規模山崩れなどがあり、今年のゴールデンウイークは行楽客が平年より3割減ったという。

 地下鉄ジャックは2月に続いて2回目で、今月1日にスタート。空港線と七隈線のそれぞれ1編成(6両)を、青を基調とした大小16種、計約730枚のポスターで埋めた。親子連れが夏の耶馬渓を楽しむイメージをPRしており、七隈線は17日まで実施。空港線では21日まで行う。総事業費は約380万円。実施主体は中津耶馬渓観光協会で、市と県が全額補助した。

 また、中津市しもげ商工会は商品券「やばけい得々券」を発行。旧下毛地域(三光、本耶馬渓、耶馬渓、山国)の宿泊施設で1泊3千円以上の宿泊プランを利用した観光客らに、地域の飲食店などで使える1人千円の商品券をプレゼントしている。観光協会も土日祝日限定でJR中津駅と深耶馬渓を結ぶ1日2往復の臨時バス(乗り放題1人2千円)を運行している。市観光推進課は「耶馬渓の雄大な自然と温泉、おいしい料理をこの夏ぜひ体験してほしい」と話している。

=2018/08/18付 西日本新聞朝刊=

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