中学・高校の運動部「週2日の休養日を」 大分県教委が方針策定へ 練習時間も制限 [大分県]

部活動の新たな運営方針を協議した県教育委員会の有識者会議=7月18日
部活動の新たな運営方針を協議した県教育委員会の有識者会議=7月18日
写真を見る

 大分県教育委員会は、県内の全ての中学、高校の運動部について、原則「週2日」の休養日を設けることを盛りこんだ部活動の新たな運営方針を策定する。練習時間の上限を、中学を平日2時間、高校を同3時間と制限する。休みを適切に確保することで、長時間の練習や教員の過度な負担を減らす狙い。来年4月から運用を始める方針。

 スポーツ庁が3月にガイドラインを策定したのを受け、県教委は5月、医師やスポーツ関係者などでつくる有識者会議を設置。県独自の方針を定めるため5~7月、3回にわたって協議を重ねた。会議がまとめた最終案によると、中学の休養日は、スポーツ庁のガイドラインに準じて平日1日、週末1日と規定。活動時間の上限は平日2時間程度、休日3時間程度と定めた。

 高校でも休養日を週2日とした上で、活動時間の上限はガイドラインより1時間長い平日3時間、休日4時間とする。一方、全国大会を目指す強豪校に配慮し、「各校の特色、大会時期などを考慮して弾力的に設定できる」として、例外的に休養日を週1日とすることも認めた。

 県教委は21日の教育委員会で提案し、了承を得た上で、今月下旬までに各市町村と私立学校を運営する学校法人などに通知する。来年4月の運用開始後は、新方針が各校で守られているか、県教委が随時アンケートなどを行って運用状況を検証するという。

 同会議のメンバーを務めた西別府病院の松田貴雄スポーツ医学センター長(55)は「医学的根拠を基に活動時間や日数を定めた。短時間で効率的な練習を意識することで、生徒たちの健康を守りつつ、競技力向上にもつながってほしい」としている。

=2018/08/21付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]