日田5河川「尺アユ狙える」 数、成育状況とも順調 [大分県]

捕獲したアユの状態を確認する関係者
捕獲したアユの状態を確認する関係者
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 日田市内水面利活用推進協議会が市内5河川で行ったアユの生息調査によると、不漁だった昨年に比べ、今年は生息数、成育状況とも順調で、大山川では過去最高の状況が確認された。落ちアユシーズンに向けて期待が持てそうだ。

 調査は2012、13年の不漁をきっかけに、14年から毎年3回行っている。9、10の両日行った今年2回目の調査には、水産大学校(山口県下関市)の竹下直彦教授(魚類生態学)や日田漁業協同組合員らが参加。大山川や玖珠川などの13地点で、川底の石の藻を食べた跡=食(は)み跡=を指標に生息数を判断し、投網で捕獲したアユの体長を計り成育状況も確認した。

 昨年は豪雨で水温が下がった梅雨時と梅雨明け後の温度差が大きく、病気が発生したが今年は水温は高いものの成育は順調という。例年8月上旬は平均23~24センチだが、日田漁業協同組合の久野啓太さん(35)によると「今年は既に28センチが捕れたとの報告もある」。

 大山川では、食み跡の範囲が調査開始以来最も広い地点もあった。大山川では河川環境の改善を目的に水量を調整する社会実験を行っており、他の川より水温の上昇が抑えられているという。

 アユ釣りシーズンは9月末ごろまで。市農業振興課の橋本裕太主事は「今年は尺アユ(体長30センチ以上)も狙える」と太鼓判を押している。

=2018/08/21付 西日本新聞朝刊=

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