山浦中「ありがとう」 玖珠町、休校6年間経て閉校式 卒業生「小規模校の体験誇り」 [大分県]

山浦中の閉校式で宿利政和町長(左)に校旗を返納する最後の校長、藤川裕美さん
山浦中の閉校式で宿利政和町長(左)に校旗を返納する最後の校長、藤川裕美さん
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 玖珠町山浦の山浦中学校で閉校式があった。同中は2012年から休校していたが来春、町内全7中学が統合されることで、閉校が決まった。式には卒業生ら約250人が出席し、思い出の中学との別れを惜しんだ。

 山浦中は1947年、玖珠中学分校として発足し53年に独立。町南西部の山間地にある小規模校で卒業生908人を送り出したが、生徒数減少のため休校した。

 12日、校庭であった式では、地元の閉校式実行委員長の小野国博さん(69)が「休校から6年。閉校の日を迎えたが、校舎に残る思い出をみなさんと語り合いたい」とあいさつ。中学3年間、学年に一人だけだった町職員、梅木駿さん(22)は校長、担任教諭と3人で京都へ修学旅行に出かけた経験を紹介。「小規模校でしかできない経験をしたことを誇りに思う。卒業式で述べた地域への感謝の気持ちは私の原点」と母校への思いを語った。

 第24代で最後の校長となった藤川裕美さん(66)が宿利政和町長へ校旗を返納。式の後、「山中 ありがとう」などの人文字を校庭に作り記念撮影した。

=2018/08/24付 西日本新聞朝刊=

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