豪雨復興へ歌声で応援 津久見と久留米の児童合唱団 17日、福岡市でコンサート [大分県]

コンサートへ向け、練習に励む津久見市の「津久見樫の実少年少女合唱団」
コンサートへ向け、練習に励む津久見市の「津久見樫の実少年少女合唱団」
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 昨年の台風18号や九州豪雨、今年の西日本豪雨で被害を受けた津久見市と福岡県久留米市の児童合唱団が17日、福岡市・天神のアクロス福岡シンフォニーホールで「復興支援コンサート」を開く。この日は、くしくも台風18号で津久見市中心部が浸水被害に遭った日。団員たちは「歌声で復興を応援したい」との思いを胸に練習に励んでいる。利益は全額を義援金として被災地に送る。

 共演するのは、津久見樫の実少年少女合唱団(1979年創立)と久留米児童合唱団(71年創立)。ともに東京の杉並児童合唱団との交流を通じて親交がある。津久見は、別府市などで毎年開かれる「別府アルゲリッチ音楽祭」や国民文化祭、久留米は九州交響楽団の定期演奏会に出演するなど、ともに実力には定評がある。

 津久見市は昨年9月、台風18号による大雨で市役所を含む市中心部が大規模に浸水した。JR日豊線は土砂崩れが相次ぎ、12月まで運行できなくなるなど商業観光面で影響を受けた。久留米市も昨年、今年と相次ぐ豪雨災害に見舞われた。両合唱団は、自分たちの歌声を通じて復興を後押ししたいとジョイントコンサートを開くことにした。

 コンサートは、金子みすゞの詩にちなんだ曲やミュージカル曲、津久見伝統の「扇子踊り」など多彩なプログラムを予定している。

 津久見の薬師寺千帆団長(17)は佐伯市の高校へ日豊線で通っており、JRが不通の間は代替バスで不便な通学を強いられた。「福岡の人や津久見出身者に、津久見の子どもが頑張っている姿を見せたい」と話す。チケットは残りわずか。

=2018/09/08付 西日本新聞朝刊=

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