大山町農協と阿蘇農協、県境越え連携協定 販売力など強み生かす 日田市で調印 [大分県]

連携協定に調印する大分大山町農業協同組合の矢羽田正豪組合長(右)と阿蘇農業協同組合の原山寅雄組合長
連携協定に調印する大分大山町農業協同組合の矢羽田正豪組合長(右)と阿蘇農業協同組合の原山寅雄組合長
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 日田市大山町の大分大山町農業協同組合(矢羽田正豪組合長、正准組合員約800人)と、熊本県阿蘇市の阿蘇農業協同組合(原山寅雄組合長、同約1万2700人)が包括連携協定を結んだ。県境を越えた農協連携は全国でも珍しいという。組合員の高齢化が進む中、加工品製造や販売力、高冷地野菜の栽培技術といった互いの強みを生かしながら、組合員の所得向上や地域活性化を目指す。

 両農協は約15年前から交流しており、既に大山町農協が福岡市や大分市に持つ直売店10店で阿蘇農協の高冷地野菜を販売している。今後は取扱商品を充実させて店の魅力アップにつなげ、阿蘇農協の産品売り上げを現在の年9千万円から2億円まで引き上げたい考え。阿蘇農協は大山町農協の加工品製造のノウハウや低農薬・有機栽培技術を導入し、付加価値の高い商品作りに力を入れる。両組合は将来、商品の共同開発にも取り組むという。

 10月25日に大山町であった調印式で、大山町農協の矢羽田組合長は「農村の暮らしを豊かにするのが農協の使命。全国のモデルとなる連携にしたい」と強調。阿蘇農協の原山組合長は「所得向上は組合員の生きがいづくりでもある。この連携は必ず未来に向けて生きてくるだろう」と話した。

=2018/11/02付 西日本新聞朝刊=

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