広瀬資料館、3年間休館 12月から初の大規模修復工事 [大分県]

大規模修復工事で休館する広瀬資料館
大規模修復工事で休館する広瀬資料館
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 江戸時代の儒学者広瀬淡窓の生家で、日田市の観光の中核を担う広瀬資料館(同市豆田町)が12月1日から約3年間、休館する。資料館として公開している北家が老朽化し、大規模修復工事を初めて実施することになったため。資料館は「建物を後世に長く残すため必要な工事。入館者の安全を第一に考え、やむを得ず休館にする」と説明している。

 市教育委員会などによると、北家と、通りをはさんだ南家を合わせた約2200平方メートルが2013年、「広瀬淡窓旧宅及(およ)び墓」として国史跡に追加指定された。工事は北家の屋敷や蔵計5棟を大幅に解体して修復する計画で、25年度末までかかる見込み。総事業費は約3億円。最大で国が70%、県は8%、市が11%を補助する。

 12月から、江戸後期の安政年間に建てられた主屋の解体工事が始まり、主屋修復が終われば、資料館を再開する予定。所蔵資料の調査・研究業務は引き続き行う。

 管理責任者の広瀬洋一さん(76)は「休館中に明らかになったことを工事後に公開し、改めて日田の歴史と文化を感じてもらえるようにしたい」と話す。

=2018/11/30付 西日本新聞朝刊=

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