「助け合いの姿勢レガシーに」 県ラグビーフットボール協会 山田会長、W杯へ意気込み 経済界巻き込みPR [大分県]

W杯への意気込みを語った山田耕司会長
W杯への意気込みを語った山田耕司会長
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 来年9月20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会まで300日を切った。予選3試合、準々決勝2試合の計5試合が行われる県内ではプレイベントなどが増え、大会に向けた機運も徐々に盛り上がりつつある。県ラグビーフットボール協会会長で、大分舞鶴高ラグビー部が全国大会で初優勝したときのメンバーでもある山田耕司氏(63)に、大会への意気込みなどを聞いた。

 今年6月には日本代表とイタリア代表の試合が大銀ドームで行われ、11月にはJR別府駅で日本代表戦のパブリックビューイングもあった。W杯の公認キャンプ地として利用される豊後企画大分駄原球技場(大分市)のリニューアルも完了。徐々にムードが盛り上がってきた。

 「県、大分市、別府市の行政担当者が一生懸命やってくれ、それに僕らがついて行っている感じです。駄原球技場のオープニングイベントでは7人制ラグビーの強豪フィジーを招いて国際親善試合をやってくれた。いろんな試合を見て、スピード感や力強さなどラグビーの面白さが県民に伝わってきたのではないか」「これまで県ラグビー協会は教育関係者が多かった。私は大分商工会議所副会頭なども務めており、今年5月の会長就任後は経済関係者を積極的に巻き込むようにした。行政、協会、経済の三者が連動することでW杯のPR活動などに広がりがでてきたと思う。ただ大分市、別府市以外の盛り上がりにはまだ自信がない。これは今後の課題です」

 大分では5試合があり、別府市にはニュージーランドやオーストラリアなどの強豪が滞在する。ここまで大分が大会の“中核”を担うと思っていたか。

 「大銀ドームは4万人入る大きな会場なので2試合はあると思っていた。ただ5試合には正直驚いた。大分はラグビー試合のチケットの売れ行きがいいなど県民の熱意が評価されたと思う」「ニュージーランドのキャンプ誘致では、別府商工会議所会頭の西謙二さん(69)が以前から築いていた現地との人間関係を生かして頑張ってくれた。本当に感謝している」

 自身は、大分舞鶴高が1975年に花園で初優勝した際のフッカーでした。

 「大会前に社会人の新日鉄大分(当時)チームの胸を借りてスクラムを組み、鍛えてもらいました。相手は大人だから筋肉が固く、痛くてね。正直、優勝できるとは思っていなかったが、ランニングラグビーがはまって、思いの外、得点できた。本当に自分たちが驚いたぐらいでした」「ラグビーのいいところは『ワン・フォア・オール オール・フォア・ワン』の精神。1人がみんなのために、みんなが1人のためにというラグビー精神がW杯で子どもたちに伝わってくれればと思う。目立つ人がいれば、その裏で支えている人もいる。失敗してもみんなでフォローするというラグビーの基本は社会人としても必要な姿勢。W杯のレガシー(遺産)として、その精神が大分に根付いてくれれば最高です」

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 別府でボランティア200人募集 交通誘導や観光案内

 別府市は3日から、来年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、活動場所が原則同市内のボランティア約200人を募集する。

 ボランティアは、大分市の試合会場までを結ぶ公共交通機関への誘導や別府市内の観光案内などに当たる。日本大会組織委員会が募集したボランティアとの掛け持ちもできる。活動期間は2019年9月1日から同年10月末。

 応募条件は同年4月2日時点で高校生以上。市内在住か在勤・在学し、事前研修に参加可能な人。募集時に外国語が話せるかを尋ねるが、話せない人も受け付ける。

 募集は同年1月10日まで。定員に達しない場合は、同年1月から3月に追加募集する。同市のホームページから応募する。問い合わせは、同市文化国際課=0977(21)1777。

=2018/12/01付 西日本新聞朝刊=

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