犬猫の殺処分減少へ 県と大分市 動物愛護センター17日開所 保護棟やドッグラン完備 [大分県]

収容する子犬の世話をするおおいた動物愛護センタースタッフ
収容する子犬の世話をするおおいた動物愛護センタースタッフ
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17日にオープンする「おおいた動物愛護センター」
17日にオープンする「おおいた動物愛護センター」
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おおいた動物愛護センターに併設のドッグラン
おおいた動物愛護センターに併設のドッグラン
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 年2千頭近い県内の犬や猫の殺処分を減らすため、県と大分市が共同で整備した「おおいた動物愛護センター」(同市廻栖野)が17日にオープンする。1日に内覧会があり、施設が報道陣に公開された。保護した犬猫の長期間の収容が可能になることから、センターは3月から譲渡会を定期的に開く。

 九州乳業「みどりマザーランド」内の土地約1万9500平方メートルに、犬56匹、猫100匹を収容できる動物保護棟(平屋、約990平方メートル)やドッグラン(約2400平方メートル)などを整備した。総事業費は約10億円で県と市が折半。運営は県、市のほか、民間業者などにも業務を委託する。

 メインの動物保護棟には、収容した犬猫の様子を見る観察室や飼養室▽感染症の有無を確認する検査室▽去勢や避妊をするための手術室-などを完備。犬や猫の飼い方を学ぶ展示室やモデル室も設けた。

 これまで、飼育放棄されたり、保護されたりした犬や猫は県の各保健所に収容後、約1週間内に引き取り手が見つからなければ県動物管理所(同市小野鶴)で殺処分されてきた。センターによると、2017年度に引き取られた犬は702頭、猫は1967頭。うち犬240頭、猫1764頭が殺処分となった。大分市は独自施設がなかった。センター完成により犬猫を長期的に収容し、譲渡会で新たな飼い主を見つける。

 県は23年度までに犬猫の引き取り数を計1500頭に減らす目標を掲げる。センターの佐伯久所長は「動物との正しい関わり方や命の尊さを情報発信して、飼育放棄される犬猫を減らしたい」と語った。

=2019/02/05付 西日本新聞朝刊=

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