「太陽の家」チーム 駅伝に挑戦 3月、東京で大会 県内から初参加、気持ち一つに [大分県]

「完走を目指したい」と意気込む「太陽の家 むぎの会」のメンバーら
「完走を目指したい」と意気込む「太陽の家 むぎの会」のメンバーら
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たすき渡しの練習に励む選手
たすき渡しの練習に励む選手
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 「日本のパラリンピックの父」と呼ばれる中村裕氏(故人)が創設した社会福祉法人「太陽の家」(別府市)の協力企業職員らのチームが、3月に東京で行われる「パラ駅伝 in TOKYO 2019」に参加する。健常者と障害者が8区間約18キロをたすきでつなぐパラ駅伝に県内から参加するのは初めて。メンバーは「全員でたすきをつなぎ完走したい」と気持ちを一つにしている。

 大会は障害者スポーツの普及、啓発に取り組む「日本財団パラリンピックサポートセンター」(東京)の主催で、2015年にスタート。4回目となる今年は3月24日、東京の駒沢オリンピック公園で行われ、国内16都道県とカンボジアの計18チームが参加する。

 距離は18・736キロで、8区間とも各2・342キロ。4区と7区は健常者が担当し、残る6区間を障害者が受け持つ。1区の視覚障害者は伴走者と走り、1チームは9人。

 太陽の家は昨年10月、センターから打診を受け、駅伝チーム「太陽の家 むぎの会」を結成した。メンバーは別府市などの10~40代の男女9人。大分国際車いすマラソンや県中学総体の出場者がいるものの、半数は普段スポーツをしていない人たち。監督の今吉豊さん(59)=太陽の家別府生活事業部健康推進課主任=は「自分でもスポーツができるんだということを味わってもらうため、普段スポーツをしない人にも声をかけた」という。

 昨年11月から月に1度のペースで練習しており、今月3日には太陽の家で、センタースタッフから大会概要などの説明を受け、バトンのパスの練習などに取り組んだ。3区(車いすランナー女子)を受け持つ太陽の家施設利用者の西山美沙希さん(19)は「駅伝は初めてで不安はあるが、迷惑を掛けないように頑張りたい」と意欲を燃やしている。

 昨年の大会には国内外の17チームが参加。660人のボランティアが支え、来場者は1万7千人に上った。

=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=

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