国東に春伝える「修正鬼会」 岩戸寺 火の粉浴び息災祈る [大分県]

たいまつで参拝客をたたいて、火の粉を浴びせる鬼
たいまつで参拝客をたたいて、火の粉を浴びせる鬼
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僧侶から酒をふきかけられる鬼
僧侶から酒をふきかけられる鬼
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大たいまつを抱え、急な参道を運び上げる男衆ら
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たいまつを手に参拝客を取り囲む鬼たち
たいまつを手に参拝客を取り囲む鬼たち
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水で体を清める前に祈りをささげる男性
水で体を清める前に祈りをささげる男性
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 国東半島に春の訪れを伝える火祭り「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」(国指定重要無形民俗文化財)が10日夜、国東市国東町の岩戸寺であった。千年以上続くとされ、昨年5月に認定された文化庁の日本遺産「鬼が仏になった里『くにさき』」を代表する伝統行事。大勢の参拝客は火の粉を浴び、1年の無病息災を祈った。

 国東半島では、鬼は福を招くとされ、鬼会で火の粉を浴びると御利益があるとされる。周囲が暗くなった午後7時半すぎ、長さ約5メートルのたいまつ5本に次々に点火。講堂では、香水(こうずい)と呼ばれる棒などを持った僧侶が厳かな舞を披露し、鬼に扮(ふん)した僧侶や男衆は「オニハヨー、ライショハヨー」と声を上げながら踊り、参拝客の肩や腰などをたいまつでたたいて回った。

 昨年は六郷満山(国東半島に点在する仏教寺院群)が開山1300年で注目され、関係者によると「前回(2017年)に比べ3~5倍の人出」。参拝客は一度に全員が講堂に入りきれず、何回にも分けて鬼の御利益を授かった。

=2019/02/13付 西日本新聞朝刊=

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