青い目の人形 パレード 日田市の三隈幼稚園児に抱かれ [大分県]

人力車に乗った園児に抱かれパレードする「青い目の人形」
人力車に乗った園児に抱かれパレードする「青い目の人形」
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 日田市で開催中の「天領日田おひなまつり」(3月31日まで)に合わせて、同市の三隈幼稚園の園児たち約80人が16日、園が保管する「青い目の人形」とともに市街地をパレードした。

 人形は昭和初期、米国の排日運動に心を痛めた親日家の宣教師が呼び掛け、日本に約1万2千体が贈られた。全国各地で大歓迎され、ひな人形とともに飾られたこともあったが、日米開戦に伴い「敵性人形」とされ多くは破壊された。だが一部は大切に保管され、同園の2体も戦時中は茶箱に隠され守られてきたという。

 人形はこの日、人力車に乗った年長組の伊藤結梨さんと樋口夏菜さんに抱かれて、着物姿の園児らとともにJR日田駅から園までの約500メートルを約30分かけてパレードした。藤原しげ子園長は「暗い時代を乗り越えた人形は、人と人が仲良くすることが平和につながるということを子どもたちに教えてくれています」と笑顔で話した。

=2019/02/17付 西日本新聞朝刊=

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